殺し方の発明

我々は植物や動物を食べる。動物を食べる場合は、生きたまま食べることはない。魚のように自然に死んでくれれば良いが、家畜は殺す必要がある。牛を例に取れば、昔は、よってたかって殺したらしい。西洋化で初めて牛を殺す日本人は、大変なことだったらしい。まあ、それからは棍棒で眉間を殴って殺すのが普通だった。空手の本に、アルバイトで素手で牛を殺す話を読んだ。棍棒で殺さずに突き一撃で殺す訓練とか。首切りは、すぐに慣れただろう。大昔から罪人を後ろ手で縛り、首を差し出すと日本刀ですぱっ切る。首切りはよくあった。東京の千住は江戸の処刑場だから、罪人の首が山積みで埋められたいるようだ。道路工事等で頭蓋骨を積み重ねてある現場に遭遇すると驚くそうだとか。まあ、牛も首をスパッと切るのが普通の殺し方だ。本で読んだが、アメリカでは、生まれた牛が一定の月日がたつと、S字形の塀に囲まれた道に追いやられる。そこの先ではショックガンをもった人間がいて牛を気絶させる。気絶したらクレーンで逆さに吊で工場へ持っていかれる。そして首の位置を合わせ電気のこぎりで切り落とす。首を切ると、電動のこぎりは牛を背骨で半分に分ける。いわゆる背割だ。牛は個体差が激しいから機械的に処理できないとか。哀れ牧場で育った牛は逃げることもできないで、月日が来ると肉になる運命か。もっといい殺し方がないものか。首に袋をかけて酒ガスで気持ちよくさせ、そのまま歩かせて炭酸ガスと交換して眠るごとく死なせる。そしてそのまま皮はぎし自動的に肉にするとか・・。他の動物も殺し方は種類が多いだろう。鯉などは、客が注文すると料理人が生簀からタモで掬い、押さえつけて首を切る。
そのまま三枚下しのショーだ。残酷な気もするが・・人間の首切りショーはアラブでもしてるが、残酷だ。批判が多いから外国人には処刑は公開しないとか